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第42回ACTIVESTEP特別研修会の報告

9月6日、広島国際大学の木藤伸宏先生をお招きして、研修会を開催しました。
テーマは、関節疾患と関節可動域機能障害の診断・評価と治療です。

 午前中は総論。『理学療法士とは何ぞや?』から話が始まりました。日本理学療法士協会 運動器理学療法学会 運営役としての立場から、理学療法士に求められる事、現場の理学療法士をより良く育てるために必要だと思われる事についてお話がありました。たくさんお話があったのですが、一部、印象に残った部分を紹介させていただきます。

 本来の意味でのEBMについて。まずは標準的な理学療法介入のベースラインとして形式知(知識)を身に着ける事。しかし、医学の知識は日々ものすごい勢いで増えているので、すべてを網羅することは難しい。まずは自身の疑問に持った所を一つ一つおさえていく事が大切である。ただ、人間が何かを選ぶ時、その選択には偏りが生まれる事が多い。それを是正するにはガイドラインをおさえる。ガイドラインがなければエビデンスの高い論文を読むことがおすすめだとの事でした。しかし、臨床において形式知のみでは対応できない患者さんがたくさんいる。形式知を基礎として、そこから一歩踏み込んで臨床技能(暗黙知)の部分を身に着ける事も重要。そうやって身につけた知識と臨床技能を総動員して、目の前の患者に最も適合するものは何か?を模索していく態度が大切である。

 これらの過程は一朝一夕にできるわけがないです。したがって、患者さんに理学療法を実施するとは、かなりの努力と経験を要するのです。医師が新卒でいきなり手術をする事は少ない。理学療法士も理学療法を行うためには、新卒でいきなりということは現実的ではなく、上記の過程を身に着ける必要がある。その指導を現場で行うことができるのが専門理学療法士になるとのことでした。現在の運動器理学療法は、形式知の部分が不足しているので、木藤先生は運動器理学療法の形式知を他の先生方と確立し、多くの先生に伝えていきたいとのことでした。

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午後は、今回のテーマである関節可動域の評価・治療について肩を中心に行いました。
評価の結果はあくまで結果として一旦保持しておく。一つの評価結果を鵜呑みにして、いろんなことを考えるのではなく、肩関節に影響を与えている因子を列挙し一つ一つをスクリーニングしていく。患者の反応から、最終的な結果として考えられる妥当な因子をその時点でのターゲットとしてとらえ、その自己管理の方法を考えていく。

と言葉で書くと短いのですが、因子を列挙する知識、仮説を検証する技術、反応を拾うセラピストの感覚、患者に応じた適切な運動療法や管理方法を考える知恵。全て難しく、これからも努力し、わからない所を先輩や講習会で確認していこうと思いました。
 ●~の方法だけ聞いても患者への適切な利用はできない。
 ●評価や治療の感覚的な側面をその場で講師に聞いても即座に共有できるわけがない。
ということを参加された先生方(自身も含めて)も感じられたのではないでしょうか。

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木藤先生は来年も来ていただける事が決まりましたので、今回参加できなかった先生方もぜひ次回はお越しください!!
次回は運動制御と姿勢の評価について(仮)の予定です。

木藤先生今年もありがとうございました。また来年もよろしくお願いいたします。
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Date:2014/09/07
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